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陸上筋にくん(友人)の引越し祝い!

むかしむかし、ヨーロッパのクリスマスの日。
雪の降る、とても寒い路地でマッチョを売る、貧しい少女がいました。

「マッチョはいりませんか?」
しかし、マッチョはなかなか売れません。

深々と降る雪は、だんだんと少女の体温を奪っていきました。

「寒いなぁ・・・。そうだ、マッチョに火を灯して温まろう!」

少女はマッチョを一体取り出しました。
するとマッチョは、ものすごい勢いで腹筋を始めました。

はちきれんばかりの肉体を、惜しげもなく振りまくマッチョ。
ほとばしる肉汁は、マッチョの腹筋運動の起こす熱で蒸気に変わりました。

すると、マッチョの起こした蒸気の中から、
暖かくて美味しそうなご馳走が浮かんでくるではありませんか。

けれど、マッチョが燃え尽きたため、ご馳走は消えてしまいました。
少女は調子に乗って、すべてのマッチョに火を灯しました。

すると、ありったけのマッチョ達は、思い思いの筋トレを始めました。
「腕立て」「スクワット」「懸垂」「背筋」「ブルワーカ」「エアウォーカー」「アブフレックス」等
様々な筋トレ模様が繰り広げられました。

ヨーロッパのとある国の、とある町の、とある路地は
肉体美の集大成であるマッチョ達の異様な雰囲気に包まれていきました。

ほどなく、ありったけのマッチョ達の「汗・汗・汗」が蒸気に変わり、
その中にたくさんのご馳走や、亡くなったお婆ちゃんが写し出されました。

「あぁ、お婆ちゃん・・・」
少女は、とても暑苦しい幻想の中に身をゆだねました。

翌朝、凍死してしまった可哀想な少女と、
約24体の燃え尽きたマッチョ達が、とても・・・
そう、とても安らかな顔で横たわっていました。。。

おしまい。





同時上映『マッチョの宅急便』
GRP_0134.jpg
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